JAZZ
BREWING
FUJINO
JAZZ BREWING FUJINO は、神奈川県相模原市緑区・佐野川地区の里山にある、小さなクラフトブルワリーです。清流・佐野川の水を使い、無濾過・無清澄という製法で、素材と発酵の表情をそのままにビールを醸しています。この土地の風景や時間、そして造り手とのセッションから生まれる一杯を、日常のひとときにそっと寄り添うビールとして届けたいと願っています。
醸造家
山口 解
JAZZ BREWING FUJINO のオーナーであり醸造家の山口 解は、サウンドエンジニアとして「音」に向き合う仕事と、農業を通して「素材」や「土地」に向き合う経験を重ねてきました。
音の世界では、わずかな違いが全体の印象を大きく左右します。農の現場では、天候や土、時間といった人の思い通りにならない要素と向き合う日々があります。
山口のビールづくりは、その両方の感覚から育まれています。数値や工程を管理する一方で、発酵の変化や素材の表情に耳を澄ませ、その瞬間に最もふさわしい選択を重ねていく。それは、即興的なセッションのような醸造でもあります。
里山・佐野川の風景や時間を背景に、水・素材・酵母、そして造り手が関わり合いながら生まれる一杯。
山口 解は、そんなビールを、日常のひとときにそっと寄り添う存在として届けたいと考えています。


”佐野川の清流について”
JAZZ BREWING FUJINO のビールづくりは、神奈川県相模原市緑区・佐野川地区を流れる清流から始まります。山に囲まれた里山をゆっくりと巡る水は、雑味が少なく、やわらかな口当たりを持っています。この水の質感そのものが、ビールの土台となり、麦芽やホップ、酵母の個性を自然に引き立てます。
水は単なる仕込み水ではなく、この土地の風景や時間を内包した「背景」のひとつ。佐野川の水を使うことは、この場所で醸す意味そのものだと考えています。
”素材について”
JAZZ BREWING FUJINOでは、麦芽・ホップ・酵母といった基本素材それぞれの個性を尊重し、産地や由来の異なる素材を組み合わせることで、味わいに奥行きと立体感をもたせることを大切にしています。麦芽は、舌全体で感じられる風味や、やさしい甘みが立ち上がる配合を選定。ホップは、煮出し時間や種類によって、苦みと香りのバランスを細かく調整します。
また、アメリカ西海岸由来の酵母や、ベルギーの小さな醸造所にルーツを持つ酵母など、酵母そのものが持つキャラクターも、重要な素材のひとつと考えています。さらに、地元の柚子果汁や茶葉のように、風味としてさりげなく寄り添う素材も取り入れ、全体の調和の中で自然に香りが立ち上がる設計を行っています。
素材同士が主張しすぎることなく、それぞれが響き合い、ひとつの味わいを形づくる。それが、JAZZ BREWING FUJINOが考える素材との向き合い方です。


